Marketing・Merchandising・Designing
市場開発プランニング/流通デザイン計画
会社案内
HOME
サイトご利用について
サイトマップ
「なるマガ」は、なるほど売れた、儲かった商品や販売アイディア情報の宝庫です
クリックして選択
休刊のご挨拶
vol.24 都心の上質な“ちょい”非日常?東京ミッドタウン
vol.23 「長寿大国ニッポン」の医薬品開発に学べ
vol.22 「エコ&オシャレ」がビジネスキーワードに
vol.21 気になる「口臭?衛生」高機能化するオーラルケア
vol.20 石鹸ひとつで癒される「わが家ホテル?」の世界
vol.19 料理は一人暮らしのスキル。楽しく「節約ランチ」
vol.18 有望市場「マンションライフ需要」を深掘り
vol.17 「本当に豊かな国」はニューリッチがつくる
vol.16 個飲料化時代「1Lペットボトル」に学ぶこと
vol.15 減少するお客さまを深掘りマーケティング
vol.14 女性願望の「王道」を行く視点が大切
vol.13 売れるパッケージには「もう一言」がある
vol.12 老幼男女がボーダレスな時代になってきた
vol.11 いったもんがちのネーミング?
vol.10 限られた住居空間に潜在する限りないニーズ
vol.09 100均ショップの「情報価値戦略」
vol.08 「コンパクト」イズ「クール」
vol.07 「情報が対価」という原点
vol.06 「黄金のマーケット」が現れる?
vol.05 気が抜けない?「500ml」ボトル
vol.04 〜の一番ちっちゃいの/ちょぴりの増量で思わぬ贅沢感
vol.03 メンズ肌着は「省タイム」/「モノ」を売らず「コト」を売る
vol.02 「すき間」だいスキ/不敵は30才から
vol.01 種屋でございます
なるほど! 売れる商品づくりのからくり、タネあかし。
「なるマガ」は私たちSEEDの商品やお店に対する考え方、モノゴトのとらえかた、お客さまを共感させる口説き落としのパッケージ法などを、わかりやすくご紹介いたします。
こむづかしい話は時間のムダ、肩の力を抜いておつき合いください。
vol.13
2006.09.01
売れるパッケージには「もう一言」がある
20代〜30代の女性に人気の流行発信ショップで、人気商品・注目商品を中心に扱う情報発信型店舗での話。最近の売れ筋商品のパッケージデザインの特徴、傾向についてマーチャンダイジング担当の女性スタッフが販促業界誌の取材に対し、「パッと見てすぐに効果が理解できるわかりやすいパッケージの商品が売れている」と述べられていた。
それはパッケージの視覚的な表現のわかりやすさであったり、商品特性を端的にあらわしたネーミングであったりということであるらしいが。同店は駅ナカ
(※1)
立地が多いこともあってか、最近のお客さまは忙しい人が多く、じっくり探すよりパッと目に付いたものを買う傾向があるそうで、「目につくスピードの速さ」が店頭での売れ行きを左右しているということです。
話題の商品をカテゴリー別にあらかじめ売れ筋ランキングでセレクトし販売しているのだが、さらにお客さまに選ばれるためには「目につくスピード」がパッケージデザインに求められているとのことです。
そういえば最近のコスメ関係商品にはPOPで書かれるようなキャッチフレーズがパッケージに盛り込まれているものが多くなってきました。セルフ化粧品
(※2)
やコスメ雑貨を扱う売り場に立つとお店の販売員によるたくさんのPOPが見られます。季節商品も多く商品入れ替えも速い、このような売り場に並ぶ商品の場合、あらかじめPOP的デザインの考察が必要ともいえます。パッケージの表面にPOPのキャッチフレーズにしたくなるようなわかりやすいコメントがあると無いとでは、手作りPOPの筆の進み具合が違うはずで、まずは販売員に「目に付く」ことが大切、お店の顔が見えるPOPが加わることで商品の売れ行きにかなり影響します。
また、こうしたもの以外にも売れるパッケージの傾向として「持っていてキレイ、かわいい、カッコイイもの」があると指摘されていました。
多少価格が高くても、パッケージが良ければ(キレイ、かわいい、カッコイイ)20代〜30代の女性達は買うらしいです。
売れるパッケージの要素には前述の「わかりやすさ」、「目に付くスピード」の論理的解釈あるいは「美しさ」、「かわいらしさ」等の情緒的解釈とふたつの方向性があるとのことですが、豊富な商品知識を持つこれらの年代の消費者には、さらにどんなプラスアルファがあるのか、商品を手に取るための、もう一言が欲しいらしく、その一言を明確に言葉やビジュアルに表現できた商品が店頭で売れているのではと分析されていました。
さすがに現場で同年代の皮膚感覚をもってディレクトされている担当者のお話だと納得させられました。
「何コレのインパクト」や「目に付くスピード」、「パッと見のわかりやすさ」など、たとえその商品がプロモーションを一切行っていなくても工夫が凝らされた魅力的なパッケージに多くの人は手を伸ばします。店頭での売れ行きを決める「売れるパッケージ力」が多くの成熟化した商品に求められている時代といえます。
※1
駅ナカ:駅という施設が持つ集客力や利便性の良さに注目し、鉄道会社が駅構内に店舗を出している商業スペースのこと。
※2
セルフ化粧品:ドラッグストアなどで自分で手にとって選べる化粧品のこと。手軽さ、 気安さ、価格も比較的低いことから20代の女性を中心に圧倒的な支持をうけている。
ワンポイントアンケート
セルフ化粧品・コスメ雑貨の購入のポイントとなることは何ですか?
[ アンケート結果 ]
パッケージのキャッチフレーズ
売り場の手書きPOP
有名メーカーである
パッケージのデザイン
商品のネーミング
市場開発プランニング
/
流通デザイン計画
SEED
Copyright
SEED
Inc. All Rights Reserved.