デザイン料金、高い? 安い?
お問い合わせで、まず聞かれるのが「パッケージデザイン1点いくらですか?」。
質問の答えとして期待されているのは、「単価がいくらで、他のところと比較してどうなのか?」を知りたいということだと思います。
しかし、この時点ではお答えすることができません。
なぜなら、パッケージデザインを1点するにも、新商品なのか、リニューアルなのか、写真撮影する必要があるのか、イラストの表現がいいのか、ネーミングやキャッチコピーが必要なのか、デザイン制作に必要な素材はあるのかないのか。クライアントが何かイメージするもの、考えていることがあるのか。なければ、アイデアや企画から提案するのかなど、クアイアントの意図を把握し、どのようにカタチにしていくのがいいのか考える必要があります。このようなプロセスを経てパッケージデザインは出来上がります。
デザイン料金は、単に金額だけの差で、高い、安いではなく、ビジネスの内容を理解した上での判断が必要となってきます。例えデザイン料金が安くても、売れなければ損をし、最終的には、高かったということになります。
では、そうならないためにはどうすればいいのか?
そこで、デザイン料金を算出する前に次のようなお話をさせていただいています。
- まずは、会社の業種・業態・事業内容や方針、デザイン制作するものへのご要望などを伺います。
- その後、どのくらいの期間がかかるか、デザインする作業内容はどのくらいかなどを検討し、 最適な方法とそれにかかる費用を算出します。必要な場合は、お見積りを出させていただきます。
- そして、概算の予算とデザインする内容をご理解いただき、 確認いただいてからデザイン制作に入ります。
クライアントは、業種・業態・事業内容など、千差万別ですので、一社一社、お話を伺い、理解することから始めます。何をするのかわからないままデザイン料金を一概にいくらとお答えすることはできません。これは、クライアントを理解することで、 売れるパッケージをつくり、適切なデザイン費用の算出ができるように考えているからです。
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