歩数計が万歩計(?)と呼ばれることもあるようで、よく1万歩が運動の目安になることからか、あるTV番組で1万歩を歩いた時の距離や時間を調べたところ、それぞれ9.4km、2時間半という結果になったそうです。しかし気になる消費エネルギーは300kcal(60kgの男性の場合)ということで、カレーライス換算だと3分の1杯と、思っていたより以外と少ない数値。しかし、この
300kcal を毎日運動で消費するしないで心臓病の発生率が30%低くなるそうで、やはり継続的に歩くにこしたことはなさそうです。
確かに気がつけば都会や地方をとわず夜間の街路を闊歩するウォーキング姿が目につくようになりました。スポーツメーカーもシューズをはじめウォーキングウエアなどに力をいれだして市場性も手探りながら期待感がふくらみつつあります。かつてのアウトドアブームのように、いずれ大型スポーツ店やホームセンターなどの健康用品コーナーに関連商品がドカ〜ンとあらわれる日も近いのではと思います。
これらのウォーキングにダイエット&美容効果をとりいれたウォーキングドクターも登場し、健康のためとか漠然とした目的ではなく、「脚やせ」や「ヒップアップ」等、具体的に運動効果を体系化したのが支持され、ブームをさらに加熱化させました。
このような専門、専用化の生活提案は先述の団塊世代が持つ「こだわり感」をくすぐるようです。
またこの世代はお金や時間の使い方、遊びや人生の楽しみ方をよく知っている「大人の消費者」といえます。熟年離婚もある意味、経済効果をもたらすとされるなかで、運良くその難を逃れられた、ちょい悪おやじ達がいよいよ怒濤のごとくマーケットに元気よく加わります。
さあ、いよいよ、商品やサービスなど、各方面で本物が真価を認められる、本物だけが生き延びられる「大人のマーケット=黄金の時代」の幕開けです。 |