毎日持っていくお弁当、月に何度か、ちょっと変わったメニューも食べたいもの。そんな思いをカタチにしたOL向けのお弁当箱開発に携わったときの話。
当時、カフェランチが話題に。「カフェ丼」などといった無国籍な新しい丼メニューがカフェレストランに数多く登場していた。そこでご飯と具材やたれ、汁物などを区分けして収納できるお弁当箱コンボを提案。
丼物はもちろん麺類まで、オフィスで食べる直前にセットアップできる、今迄、あるようでなかったお弁当箱の誕生。
この場合、新しくしたのは「器」ではなく「メニュー」。オシャレな無国籍丼や和パスタ料理をお弁当メニューにと、レシピ冊子まで添えて発売した。発売直前の展示会で評判を集め、大手量販店の全店展開採用にも。売価もそう安くはなかったが多くのOL達に支持されて売れた。
「モノ」を売らず「コト」を買っていただいた好例。 |